作品作りをしていると、自分で楽器を演奏して楽曲に組み込むことがあります。
そんなときは演奏に四苦八苦することになります。
その際心がけることを書いていきます。
演奏の質を追い求めない
我々は演奏家ではなく作編曲家だということを忘れてはいけません。
なめらかな演奏ができるまで採り続けて時間を使ってしまうことは避けるべきです。
それよりも、自分自身が聴いて自然に聞こえるように編集に力を入れるべきです。
どう考えても演奏不可能な箇所は除いて、どうしても弾けないフレーズなどは、
滑らかに弾けることよりも自然に聞こえる編集ができるように録音することに力を入れましょう。
波形の凸凹はあまり気にしない。
演奏があまり上手くないと、どうしても細かい音符の箇所は力が入ってボリュームが大きくなってしまったり、強い音になってしまいます。
それは必要以上に気にしないようにしましょう。
DAWソフト上でボリュームの上下などは比較的視覚的に編集しやすいと思いますので、あとで1音1音見直しましょう。
そのことで、コンプレッサーなどもかけやすくなります。
こういった地道な作業でクオリティーを上げましょう。
汚い出音はどうすることもできないことを心掛ける
汚い出音を綺麗にすることはとても難しいです。
それこそ、高価な機材を購入して処理してもするしかありませんし、できるという保証もありません。
汚い出音はきれいにはならないと考えて、なるべくきれいな出音で録音することを心がけましょう。
演奏が上手い人の演奏を録音して波形の形を研究する
上手な演奏者に演奏依頼をする機会が持てるなら、どんどん演奏してもらいましょう。
貰った波形データは格好の研究材料になります。
波形の波の形をじっくり聴きながら確認して、どういう音の時はどういう形になっているか覚えておきましょう。
そうすることで、自分自身の演奏を編集するときのいい音の指標になります。
自分の演奏したものと思えないほどの質の編集ができるようになります。
まとめ
演奏するときは上手に楽器を弾くことに神経を使ってしまいがちです。
そうではなく、編集すること前提で綺麗な音で録音することを心がけましょう。