作編曲のために楽器を習うならこの楽器

楽器演奏の心得

作編曲を始めようと思って、または既にやっていて、楽器が弾けない人もいると思います。

確かに楽器が弾けなくても作編曲はできますし、DTM環境があればパソコンが自動演奏もしてくれるので、とくにそこまで不自由は感じないかもしれません。

しかし楽器のことをよく知ること、弾けることに越したことはありません。

また何か一つ楽器が弾けることでその楽器の表現は他人よりも上手くなれるわけです。

そういうことでDTMでの作編曲と並行して楽器を本格的に習おうと思うなら、この楽器がいいのではと思うものを3つ上げたいと思います。

ギター

いろいろ良いDTM音源が出てきていますが、ギターは生演奏のように打ち込んでいくのは難しいのが現状です。

また、打ち込みを加工で本物っぽくできたとしても、作業に結構な時間を要することになります。

実際に演奏したほうが時間的にも早く済みます。

ギターが弾けますとストローク、カッティング、オブリガート、ソロと主役でも脇役でもこなせて便利です。

また日本において演奏人口が多いので習う場合も楽器購入の場合も参考にできる意見や解説がいたるところで手に入ります。

演奏に自由度が高く、チョーキング、スライドなどニュアンスは、いい意味でのアバウト感や個人差を出しやすいので、個性も出しやすいですし、楽曲に自動演奏には表現できないドライブ感やリアル感を出せます。

どの楽器か1つ選ぶならギターを選ぶのがベストだと思います。

ピアノ

パソコンで作編曲するなら、基本的には鍵盤を使って入力していくことになります。

ピアノが弾ければ、リアルタイム入力(鍵盤を弾きながら)で打ち込みができますので、作業スピードは格段に上がるでしょう。

またギターと同じように、主役にも脇役にもなれますし、基本的な和声楽器は、鍵盤楽器かギターになります。

ギターのようにTAB譜などはなく、楽譜を読んで演奏するのが基本なので、読譜にも強くなります。加えて和音の展開系などの知識にも強くなり、ベース音にどの音を持ってくるかなどを曲の雰囲気で使い分けられるようになり、和声の動きにも強くなります。

ベースギター

ベースは楽曲においてとても重要です。ハーモニーを構築する上でベースは最重要な音を受け持ちますし、リズム感を出すためにもとても重要な要素になります。

楽器を弾こうと思ったときに、使われる頻度から考えるとギター、ピアノ、ドラムに並んで、非常に高いです。

ドラムは両手両足バラバラの動きをしますし、ギター、ピアノは重音での演奏がメインになることを考えると、ベースは単音がメインです。

しっかり編集することを考えれば、ベースが一番弾きやすい楽器ということになります。

また、よく使われる楽器群のなかで地味で一番軽視されやすいパートですが、とても大事な楽器です。

そういう部分でもフレーズをカッコよく組めれば、他人の作品と差別化も図れます。

まとめ

DTMで作編曲をしていると、ソフト上の音源に関しての知識を深めたり、リアルな音源を探したりしてしまいます。

自分で演奏して編集することが、個性を出す一番の方法であることを忘れてはいけません。

何か楽器を並行してやってみたいと思うが何をやったらいいか迷っているという人は、上記3つの楽器から1つ選んで実際に弾けるよう練習してみるというのはどうでしょうか?

少しでも弾けるようになったら、録音して音楽作品に組み込んでみることをおススメします。

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