DTMで作編曲をしていて、曲想がほぼ固まったら、ある程度一気に
形にすべきだということの重要性について書いていきます。
すぐに忘れてしまう
いいアイデアが生まれても早く形にしておかないとすぐに忘れてしまいます。
文章などとは違い、アイデアをメモで残すのは難しいです。一部スマホの音声で録音するなどの手もありますが、後で聴き返しても「全く分からない」こともよくあります。
とりあえずは手を動かして、頭の中のアイデアをざっくりした形にしてみることが一番アイデアをイメージ通りに残す方法です。
デメリットよりメリットの方が多い。
一気に書き上げたものは、後から聴き返すと必ず汗がでてくるほど恥ずかしいものです。
そのときは「なんでこんなものを作ってしまったんだろう」と思います。
しかし、私の経験ではそのあとに悪い方向にいったことはありません。
一気に書き上げた案をブラッシュアップすることで徐々に自分が考えているものに近づけていくことができるのです。また、ほんの少しブラッシュアップすることで見違えるように変わることもよくあります。
アイデアというのは、とても漠然としています。骨組みに肉付けをすることで徐々に形を整えていくほうが上手くいくはずです。
汗が出るほど恥ずかしい思いをするところだけを鮮烈に覚えているため躊躇してしまいがちですが、よく考えればメリットの方が多いと思います。
熱がこもった曲が出来上がる
証拠はありませんが、一気に書き上げたものをブラッシュアップしたほうが、熱量がこもった作品が出来上がる気がします。
一気に書き上げたもののほうが、自分の中から本当に生まれたのかというような神がかり的なフレーズや展開があったりして、新しい自分にも出会えますし、他人の心へ訴える要素も多いのではないかと思います。
ブラッシュアップには時間が必要
初心者になればなるほど経験が少ないので、ブラッシュアップにこそ時間をかけたほうがいいと思います。
イメージした通りに、いきなり形にできることはほとんどないです。
なので、自分が納得する作品を作るためには、たたき台や骨組みをすぐに形にしてブラッシュアップに時間をかけるべきです。
ブラッシュアップには、何度も聴きてマヒした耳を休めながら、少しずつイメージに近づけていく時間が必要になるからです。
まとめ
一気に書き上げることは少し恥ずかしさものがあり、躊躇してしまいがちです。
構想が固まれば一気にできるところまで形を組んでしまうことが重要であることは分かって頂けたと思います。
一次的に汗が出るほど恥ずかしくても、その先に待っている素晴らしい自分の作品の完成を夢見て作業を進めましょう。