作編曲をしていて、作編曲からミックスの順に作業を進めていて、気に入らない部分があるということで、作業を逆戻りしたいということがあると思います。
作業は安易に進めることも、戻すこともしないほうがよいし、そうならないようにしっかり工程を進めることが大事だということを書いていきます
いつまで経っても完成しない。
DTMの作業は自分一人でやっているので、いつでも作業を戻そうと思えば、簡単に戻れてしまいます。
しかし作業を何段階かに分けて、一度終えたら前の段階には戻らないという意識で作業を進めることが重要です。
なぜなら作編曲やミックスは正解がないからです。正解がないので自分が良いと思えばそれが正解です。
確かにいいと思って進めていたが、どうしても気に入らない箇所ができるということはあります。
そういう場合は、戻らないと仕方がない場面もあるでしょう。
しかし、大体の場合は詰め切らずに安易に進めたことが作業戻りの原因です。
戻らないと決めて作業を進めることで、極力戻ることは食い止められるはずです。
そうしないと、いつまで経っても曲が完成しないということになってしまいます。
変更癖が付くと、何度変えても納得いかなくなる。
変更することを前提に、しっかりと詰めずに作業を進めていくと、何度変えても納得がいかないということが起こります。
自分の作品を耳が聴きすぎることでマヒしてしまい、段々どうしたらよいか分からなくなり、どんどん初期の作業に戻っていってしまうということになります。
最終的には、一から作り直さないと気が済まないということもありえます。
変更することが前提だと、何時間あっても作業時間が足りない
安易に変更する前提だと、時間が何時間あっても足りません。
作業を戻すことで、それに付随する作業も増えるからです。メロディを変えれば、歌を採りなおす、または、バッキングのパターンを変えたらギターを採りなおす。誰かに頼んでやってもらっている場合は、再度その人にやり直してもらわないといけません。
DTMをしている人の中には、他人の時間を奪うことに鈍感な人をよく見かけます。
そういったことは信頼関係を壊すことにも繋がるので、極力避けるべきです。
自分の時間でも、永久に使えるということはありえないので、時間は大事にすべきです。
クリエイティブな作業が多いので、事務作業のように時間をかければそれだけ作業が進むということはないことをよく理解すべきです。
まとめ
自分なりに作業の進め方を決めたら、段階を分けて次の段階に進んだら戻らないという意識で、作業を進めていくべきです。
上にも書いたとおり、正解のない作業の連続なので、その段階の自分が良いと思えばそれが正解になります。
よく考えて出した自分の正解を信じて作業をすべきです。
時間が経てば正解が変わっていくこともあります。
そういう場合でも基本的には過去に戻るのではなく、先を見て現段階で最大限できることをやるということの積み重ねが重要だと思います。