DTMをやってみようと思って、思い切って教室に通って一から学んでいこうとしたときに、どのような点に注意して教室を探すのかについての判断基準を書いていきます。
オンラインのみでなく実際に対面で教える教室を持っているかどうか
オンラインのみでの運営をしている教室はやめておいたほうがいいでしょう。
オンラインで受講するか実際の教室に行くかは、こちらの都合で決められることがベストです。
オンラインのみの教室が全て悪いというわけではないですが、オンラインのみの教室は安易に始められることもあり、講師になってはいけないような浅い知識や経験の人や、社会性に欠ける人などもいます。
実際に教室を構えてされている講師の方は、それだけで運営に固定費もかかっていますので、覚悟をもってやっているのが分かります。
また、オンラインで受講してみると分かりますが、非常にやりづらいです。しっかりした言葉で伝える力がないと会話が成り立ちません。指でモニターを指しながら「これ」「あれ」など言っても当然伝わりません。グループレッスンなどはさらに最悪な事態が待っています。自分に割り当てられる時間が少ない上に、伝えるのも難しいし伝わらないまま流れてしまうということにもなりかねません。
回線が混みあっていたりして、突然遮断されたり、止まって動かなくなることもあります。
相手が言っていることが良く分からなくて、「よく聞こえなかったので、もう一度お願いします。」を連発することになるけど、段々言うのが面倒になって分かったふりをするなどはとんでもないことです。
時間の無駄としか言いようがありません。
特に初心者は分からないことだらけなので、実際に横について貰い手取り足取り教えてもらいましょう。
講師の作品を聴かせてもらう
プロフィールにいくら輝かしい経歴が書いてあっても、それが本当なのかどうか判断できません。それを判断するには、作品を聴かせてもらうことが一番よいでしょう。
言い方は悪いですがシロウトに毛が生えた程度の人が、講師をやっている事例もよく聞きます。これはインターネットとオンライン教室の普及により、こちらも便利になりましたが、安易に教室ビジネスを始めることができるようになった弊害です。
初心者は当然何も知らないため、口先だけでやっている人を瞬時に見抜くのは難しいでしょう。
なのでまず、活動経歴を聞いたり、実際作った作品を聴かせてもらいましょう。
話していることが誠実さに欠けるように思えたり、作品を聴かせてくれないなど、納得できない部分を直感的感じたら迷わずその教室はやめておきましょう。
期限を決める
通ってみようと思った教室を決めたら、まず通う期限を決めましょう。
例えば、「とりあえず、自分にはできるか分からないので6ヶ月後に一度判断させてください。」と伝えてましょう。まず、やってみないと分からないこともあります。そういうことを判断する期間と考えてください。
最初に伝えておくことで、その期限が来た際に辞めやすいです。
これを伝えていないと、辞めづらい気持ちになりますし、合わないから辞めたいのに言いづらくてダラダラ続けてしまうということに繋がりかねません。
そういう無意味な時間を過ごさないためにも、最初に期限を決めましょう。よければ続ければいいだけの話です。
事務的に対応する講師は選ばない
音楽教室ビジネスは事務的で、ビジネスライクなところも多いです。
自分や自分の作品に対して全く興味がなさそうな講師は選ばないことです。
そういう人は、アドバイスもテキトーですし、見当はずれです。
マウントを取ってくる人もやめておきましょう。講師の方が経験も能力もあるに決まっています。マウントを取る意味が分かりません。でも「オレはすごいんだぞ」って主張してくることが多いんです。
すること全てにケチばかり付けてくる人もやめておきましょう。経験者から見れば初心者が作るものはツッコミどころ満載なのは当たり前です。
ダメなところばかり指摘されても、やる気が削がれるだけです。
逆にどういう表現をしたいのかをよくヒアリングしてくれたり、どうすればよくなるかを教えてほしいものです。
雰囲気の悪い教室は選ばない
雰囲気は全てを物語ります。
しかし、音楽教室は経営が難しいのか、非常に雰囲気の悪いところが多いです。
または、内輪で盛り上がって新しく参加しようとする人にやさしくない教室もあります。
そういうことを少しでも感じたら、その教室はやめましょう。
ここでのポイントは「少しでも」です。一事が万事です。
また、お金集めに執着があるのか断っているのに発表会や特別講義にしつこく勧誘されるなども問題です。
参加費も数千円~数万円と高額なことも多く、高額な割にグダグダな内容なことも多いです。
そういうことが判明した時点で、すぐにやめるようにしましょう。
通う頻度を自分で決められるかどうか
あらかじめ決められた回数をこなす教室と、講師の人と話し合いでペースを決められる教室があります。
当然選ぶべきは、後者です。
社会人で仕事があるなどした場合は、必ず予定回数がこなせない月が出てきます。
そういうことに柔軟に対応できない教室は、続けるのが難しくなるのでやめておきましょう。
なかには、こちらの都合で休むと振替えができない教室もあります。注意しましょう。
まとめ
自分が困ったときに、意見を聞ける人を探すという意味でも、よい教室に通って自分に合う素晴らしい講師を探すことはいい事だと思います。
作品がある程度作れるようになっても、自分の判断のみで作業を進めることは精神的にも辛いことだと思います。
そういう時にヒントとなる一言が貰えることで、作品が一段と良くなることも多いです。時間を無駄にしないためにもしっかり選ぶことが肝心だと思います。