傷の舐め合いはやめよう

教室に通う心得

音楽活動をしていると、ライブや教室の発表会に呼ばれることがあります。

何か目的意識をもって参加するのは有益ですが、何の目的もなく参加して参加者同士で傷の舐め合いをしている光景をよく見ます。

これは止めたほうがいいという話をします。

傷の舐め合い、褒め合いに何の意味もない

自分の能力を向上させたいと思っていることが前提の話ですが、大人の趣味のライブや教室の発表会に参加するなら、しっかりとした目的を持つべきです。

それがなく、ただ参加して参加者同士で「あなたの曲がよかったです。」「いえいえ、あなたの曲もよかったですよ。」みたいな、傷の舐め合い、褒め合いをしていても、その時は気分がいいかもしれませんが、何の意味もありません。

大体の場合は、自分の曲を褒めてほしいから先に他人を褒めているだけで、特にあなたの曲を本当に良いとみとめているわけではないのです。

試しに、少し辛い採点を付けてみるといいです。途端に相手からも挑戦的で、けんか腰のコメントが返ってきます。

むしろ逆に痛いところを突いてくる意見にこそ、耳を傾けましょう。

中途半端なところで満足したら、あなたの音楽的な成長が止まってしまいます。

マイナス評価こそよく聞き、なぜなのかを考える。

ライブ、発表会などでアンケートを取ったりすると、必ず辛辣な意見や、マイナスな評価があります。

中には全く想定外だったり、心外なものもあると思います。

しかし、そこから目を背けてはいけません。なぜそのようになったのかを考え、改善していくことが大事です。

なぜなら、他人が客観的に聴くとそういう感想になるということです。

ここでは「客観的」というのが重要です。どうしても作品作りをしていると「主観的」になってしまいます。

私も、市が主催するライブに5人で出て、私の曲を演奏しました。
演奏後の評価は、「意味の分からない曲だ」「何がやりたいのか全く分からない。」などの意見を貰いました。

自分の中では、分かりやすい構成の曲を選曲したつもりでした。
ショックですが、分析してみました。

おそらく演奏がそれぞれバラバラで聞きづらかったのが原因ではないかと思いました。

打ち込みで曲を作ったものをバンドで実際演奏することには、大きな違いがあることが分かりました。


プロの演奏家ではなかったので、技術的にできないことが多く、そういったことも考慮してしっかりリアレンジすべきだったのです。

ライブや発表会が楽しいだけなら、次のステージに進むべきとき

最初は緊張したり慣れないこと連続で混乱したりしていたことも慣れてくると、ただ楽しいだけのイベントになってしまいます。

そうなってきたら、そろそろ卒業すべきときだと認識しましょう。

今の自分が緊張やプレッシャーを感じる次のステージに進むべきです。

まとめ

音楽作品を作り始めたときは、人前で演奏されるだけで顔から火が出るほど恥ずかしい思いをします。

人前で発表したり、ライブをするだけでも最初はプレッシャーや緊張を感じます。しかし、徐々に慣れてきます。慣れて「楽しいだけ」になったときが、次のステップに行くべきときだと考えましょう。

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